Shotaro’s diary

旅日記

【49日目】イレギュラーと砂丘

ベタ踏み坂を渡り鳥取県へ足を踏み入れる。

 

今日はもうすぐ日も落ちるし取り敢えず米子市で一夜を明かすことに。

 

 

快活、公園、快活、公園、快活、快活、快活...

 

 

 

よし、今日は快活で甘えよう。

寝床が決まった瞬間に圧倒的な安心感が生まれるのまじ旅人あるあるだと思う。

 

この旅で既に何度かお世話になっている快活クラブ。

大学生の頃は8時間ナイトパックってまじ最強って思ってたけど、寝るってなると意外と時間が少ないことが分かった。

毎回8時間以内には出たいから周辺の夜遅くまでやっている施設で時間を潰す。

そして入店と同時に諸々充電、洗濯類、シャワー...etcと寝るまでの支度を1時間で終わらせるのが理想。

 

どうでも良いかこんな話は、これからもお世話になります。

 

 

 

 

・・・・・・zzz

 

 

 

 

 

 

無事に予定時刻に起床、支度をして7時前に快活を出るミッションは達成。

明け方はやっぱクッソ寒みいい、、

 

 

 

 

 

 

 

よし山登ろ

 

鳥取県には中国地方一の大きさを誇る山、大山(ダイセン)がある。

「〜〜1の〜〜」っていうキャッチフレーズに弱い人種のため行かざるを得ない。

朝っぱらから峠攻めるんかー

 

 

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横に広く上の方が歪な形をしているのを見て鹿児島県の桜島を思い出させられた。

地図上で見たら大きさも丁度同じぐらいだった。桜島は回ってる時、急に噴火したのまじ死ぬかと思ったなぁ。

 

大山寺の方まで下山し周りを散策、実は前日に目をつけていた次の目的地がここにあるんや。

 

それはこいつ

 

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足湯です、はい、朝から冷え切った身体にはもってこいの場所を見つけってしまった。

 

足先が触れた瞬間悟った、、まさに至福の時間

 

時間が経つのも忘れ暫くこの世界に浸る。

 

 

 

海岸線沿いの道に戻り東に進み、北栄町到着。

名探偵コナンの作者、青山剛昌さんの故郷で街中にコナン関連のモノがある街。

 

道の駅大栄にバイクを停め近辺を散策することに。

近くの由良駅ってところがコナン駅っていう名前になっているらしい、乗っ取られとるやんけ。

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歩道のオブジェやら橋やら喫茶店やら新一の自宅やら

道の駅から由良駅までの道はもうコナン一色って感じでファンにはたまらんやろな。

 

「最寄りはどこですか?」って聞かれた時、ここに住んでる人たちは「コナン駅です」って言うんやろか。

 

 

北栄町からすぐの倉吉に行く。

ここには倉吉白壁土蔵群と呼ばれる江戸時代末期に建設された建物があるらしい。

 

観光地として栄えている感じはあって休日とかにくればもう少し賑わってるんかなーってイメージ。

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昔に建てられたっていうのは分かる。分かるけど歩道の横に流れてる水の中に死ぬほど鯉いた。

そっちが気になり過ぎて建物が入ってこんかったわ。

 

 

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道の駅神話の里・白うさぎに到着、なかなか洒落た道の駅で景色の良い。

すぐ近くに神話「因幡の白うさぎ」の舞台である白兎神社がある、正直神話の内容はあんまり知らないけど取り敢えず行ってみることに。

 

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正面の鳥居はすごい綺麗だったのと兎の石像が所々にあって可愛ええ。

外国人観光客も多かった、兎の客引き効果は絶大なのかも知れぬ。知らんけど。

 

 

 

今日はここの周辺でテント泊することを決めていた。

と言うのも、鳥取市周辺には無料のキャンプ場が意外と多かったからだ。

鳥取市の西側に位置する湖山池にある青島へは橋が一本掛かっていて、そこが無料のキャンプ場になっているようだ。ありがてぇ

元々テント泊する場所が決まっている日の1日は気持ちが楽である、私には自宅があるんだというマインドになれる。

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そんな安心は一瞬で打ち砕かれた。

 

到着して案内所みたいなところに行くと張り紙があった。

「土日祝の宿泊はできません」

 

 

なあああああぁぁぁぁるるるるるほどねえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜

随分と面白くなってきたじゃないか

 

だが、まだ大丈夫。

私にはもう一つの無料キャンプ場がついている。

「柳茶屋キャンプ場」鳥取砂丘にバカ近い無料キャンプ場。

 

「まあどうせそっちまで行くなら先にキャンプ場に行ってテントを張ってから人生初の鳥取砂丘攻めっか!」

イレギュラーにも迅速に対応する、これができる人ってやつなんやな。

 

 

バイクを走らせ柳茶屋キャンプ場に到着。真っ先に目に飛び込んできたのは看板。

 

 

 

 

 

「改修工事のため臨時休業」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ、人生初の鳥取砂丘へ。

 

鳥取ではやっぱりここを一番楽しみにしていたのもあってテンションが上がるね!

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これはすげーわ、日本じゃないみたい。

絶対に皆が思うような感想しか出てこんかったけどそれに尽きた。

2枚目の写真の人が立ってる場所が、馬の背って言うらしい。

 

入り口付近に脱水症状注意の立て看板が。

「ここから馬の背まで往復20分で行けるやろ」

とか余裕ぶっこいてたけど撮影した場所から往復40分以上かかった。

立て看板の意味が分かった瞬間である、てか喉乾いてる状態でスタートしてたら普通にやばかった可能性があって危なかった。

 

砂丘から脱出した瞬間に自販機で水を購入。

「生命の粉塵かな?」

 

 

鳥取砂丘沿いの道に砂の美術館なるものを発見、砂丘でアート作品を作って展示しているらしい。

気になったので行ってみることに。

 

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いや凄ない?入り口だけで凄ない?

期待値は上がりに上がったがその上の上の上ぐらいを超えてきた。

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いやいやいや、おかしいだろ笑笑笑笑笑笑

人間には作れんてこんなん、凄いとかいうレベルじゃないって

終始「いやいやいやいやいやいやいやいや」としか思えんかった。うん、脳バグった。

 

正直全部撮ったから全部載せたいけど行く楽しみがなくなっちゃうのでこの2枚までにしとく。

鳥取砂丘に来たら絶対に行くべき所として強く勧めよう。

 

 

退館した時にはすっかり日も落ち辺りは暗くなり始める。

 

あ、そういえば寝床決めなくちゃいけなかったんだ。現実逃避したのを思い出した。

 

もう適当に公園とかで良いかー、ってことで近辺の公園に行く。

公衆トイレの後ろに人目のつかずテントが張れるようなスペースを発見。

 

運が良いねーー。まあ、人生何とかなるってことやな。

 

テント張る。夜飯食べる。星眺める。就寝。

 

 

 

 

翌朝、今日から兵庫県か。

朝早く起床し出発する。鳥取県海岸の最も東側、岩美町の富浦海水浴場に少し寄る。

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綺麗やなぁ、階段が斜め過ぎて足踏み外したら海まで転げ落ちそうだけど。

 

 

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無事に浜辺まで生還し、鳥取県に来た証を刻んで浜を後にする。